外食産業(飲食店舗)における水素調理機器導入の社会意義について
外食産業(飲食店舗)による主な二酸化炭素発生源は以下の2点。
・食材を調理する厨房(火力による電気・化石燃料ガス)
・客室の空調機器や照明設備(火力による電気)
外食産業も二酸化炭素削減に協力する必要があることから、エネルギーの使用調査を行いました。
【店舗調査】
居酒屋2店舗、ファストフード3店舗、ファミリーレストラン2店舗
(社)日本フードサービス協会調べ。1m²当たりの年間エネルギー量のを算出ができた計7店舗にて調査実施
【エネルギーの使用状況】 ・7店舗の年間のエネルギー消費量の平均値は11,642MJ/m2 ・業態別では、居酒屋 10,140MJ/m2、ファストフード 13,073MJ/m2
ファミリーレストラン10,999MJ/m2
・1時間あたりのエネルギー消費量の平均値は2.3MJ/m2/h
*ファストフードのグラフでは、厨房照明・厨房空調が分離されて計測されていないため外円の厨房の55%には含まず。この 値を加えると更に大きな値になる
Scope(環境省・経産省「グリーン・バリュー チェーンプラットフォーム」)を外食産業に当てはめた場合
【Scope 1】 料理をつくる際の化石燃料ガス
【Scope 2】 照明やエアコンなど、店舗で使用される電力
【Scope 3】食材調達や従業員通勤、廃棄物処理等の店舗外で排出される二酸化炭素