19,000人が来場した「TOMAKOMAI MIRAI FEST2023」にてコンサートへの水素エネルギー電源供給と水素調理を実演

こんにちは、H2&DX社会研究所 インターン生の森です。大学院では修士課程で環境触媒の研究をしています。「苫小牧ミライフェスト2023」(2023年9月2日・3日、苫小牧キラキラ公園)での水素電源コンサート供給と水素コンロを用いた水素調理ブースの運営サポートに同行しました。準備中は大雨が降ったりもしましたが、本番は天候に恵まれ大盛り上がりだった2日間のレポートです。

本取り組みは、水素利活用のエバンジェリストであるH2&DX社会研究所のFOUNDER杉原有音(SUGIZO)氏がプロデュースする「地域共創GXプログラム」の一環として、ゼロカーボンを目指す北海道苫小牧市で実施されました。

飲食シーン、コンサートシーンにおいてSDGs貢献

水素調理の提供

会場ではステージ横に水素調理ブースを設置しました。ブースでは冷蔵庫にも燃料電池自動車「MIRAI」から電気を供給し、ゼロカーボンな調理場を実現しました。

水素コンロで、苫小牧産のホッキ貝、白老牛、北海道産のエリンギ、ホタテ、知床産の鶏肉を調理し、アーティストの皆さんにご堪能いただきました。

ホッキ貝は火を入れすぎるとかたくなってしまう他、あまり火を入れないと特有のにおいが出てしまう特徴があります。水素コンロを用いることで、食材の内部に水分を保ったまま加熱できるため、やわらかく、素材本来の旨みを保ったままのホッキ貝を提供することができます。

どの食材も水素コンロを用いた水素調理との相性がよく、試食していただいた皆様から大変好評を頂きました。

「北海道産の素晴らしい貝や肉の本来の旨みを損なうことなく、最高の味わいに仕上げることができました!」と北海道産の食材と水素調理の相性の良さに驚いていました。

地域共創GXプロデューサーであり、弊社ファウンダーでもある杉原有音(SUGIZO:LUNA SEA、X JAPAN、THE LAST ROCKSTARS、SHAG)は水素コンロで調理した全ての食材を試食しました。「どの食材もおいしいが、特にホッキ貝は香りが高く、非常にやわらかくおいしい」と北海道の食材と水素調理の相性の良さを実感し、今回の取り組みの意義と継続を唱えました。

今回、初めて北海道で水素コンロを用いた水素調理をさせていただき、北海道の皆様に水素調理の素晴らしさをお伝えすることが出来ました。自然豊かな北海道は食材の宝庫であり、地元食材のポテンシャルを最大限に引き出せる水素調理を北海道で広めていけるようこれからも尽力する所存です。

水素電源コンサート供給サポート

北海道内で製造された水素を充填した燃料電池自動車(FCV)”MIRAI”を活用し、メインステージに登場した総勢16組のアーティストのコンサートの電源供給をしました。水素も地産地消です。
 
本イベントでは、メインステージだけでなく、子供たちのダンスバトルやGXトークショーが行われたミニステージ、夜まで大盛り上がりのDJブースの全ステージにおいて、MIRAIの燃料電池を用いた電源供給を行いました。

会場内には北海道庁によるMIRAI展示もありました。子供たちは興味津々で、運転席に乗り写真をとっている家族もたくさんいました。これからの未来を担っていく子供たちに水素の魅力を伝えることができました。

苫小牧ミライフェスト2023では水素コンロを用いた水素調理、北海道内で製造された水素を充填した燃料電池自動車(FCV)”MIRAI”による電源供給を行い、水素を5感に伝え、イベントに来ていただいた方々に身近に感じていただくことができました。今後も、地域の方々と共に、クリーンエネルギーの未来について学びながら、あらゆるシーンにおけるゼロカーボンに挑戦し続けて参ります。

◾️地域共創GXプログラム概要

<プロデューサー>
杉原有音(SUGIZO:LUNA SEA、X JAPAN、THE LAST ROCKSTARS、SHAG)
<企画運営>
株式会社日本総合研究所
株式会社H2&DX社会研究所
<協賛>
株式会社青山財団ネットワークス
清水建設株式会社
フードテクノエンジニアリング株式会社

<協力>
トヨタ自動車北海道株式会社(燃料電池自動車(FCV)・外部給電器提供)
トヨタカローラ苫小牧株式会社(FCV提供)
札幌地区トヨタ販売店(FCV提供)
北海道(FCV・外部給電器提供)
清水建設株式会社(外部給電器提供)
エア・ウォーター北海道株式会社(水素提供)
北海道電力株式会社(水素提供)

レポート:
執筆:森 翔也(H2&DX インターン生)、編集:赤井 遥(H2&DX インターン生)

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